テレビや新聞で伝えられた、大きく傾いて止まっている新幹線の車体と、
路盤から外れてグニャリと曲がっていたレールは衝撃的な光景でした。
脱線事故の現場よりも甚大な被害を受けていたトンネルの復旧に、
相当の時間を要するとされていましたけど、
ようやくその見通しが示されました。
年内復旧を目指して急ピッチで復旧作業が行われます。
JR東日本は19日、新潟県中越地震で長岡―越後湯沢駅間が
不通となっている上越新幹線について、
12月28日に全線で運転を再開できる見通しになったと発表した。
被災地の復興には交通の大動脈の復旧が不可欠と判断、
年末の帰省ラッシュに向けて急ピッチで復旧作業を進める。
上越新幹線は今回の地震で高架橋の柱などがひび割れなどの被害を受けた。
中でも、長岡―浦佐駅間の一部のトンネルでは、
幅2メートル大のコンクリートが落下したり、
軌道が隆起したりするダメージを受け、
この修復が全線復旧のカギを握るとみられていた。
19日までに全区間の被害状況が判明した結果、
トンネルは地盤のゆがみを伴わない程度の被害とわかり、
セメントの注入やボルトの差し込みによる補強で対応できると判断した。
長岡―浦佐駅間で脱線した上越新幹線「とき325号」の撤去も
15日に終わった。
運転再開後は当面、新潟―越後湯沢駅間で減速運転し、
年末年始の運転本数は例年より少な目になる。
通常ダイヤに戻るのは来年1月中旬以降になるという。
一方、一部区間が不通となっている新潟県内の在来線も、
只見線が今月20日、信越線が同29日に
全線で運転が再開できる見通しになった。
上越新幹線、12月28日に全線で運転再開(読売新聞)
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