かつて、時刻を決めるためには、地球の公転・自転に基づく天文時が使われていましたが、
現在では、原子の振動を利用した原子時計をもとに決められるようになり、
非常に高精度なものとなっています。
このため、逆に天文時に基づく時刻との間でずれが生じるようになりました。
そこで、原子時計に基づく時刻を天文時と0.9秒以上ずれないように
調整を行った時刻を世界の標準時として使うことにしています。
今回の「うるう秒」の調整も地球の公転・自転に基づく時刻とのずれが
0.9秒に近づいたために行われるものです。
なお、最近では7年前(平成11年(1999年)1月1日)にうるう秒の挿入を行いました。
(参考)地球の回転についての国際観測を実施している国際地球回転事業(IERS)がこの調整を決定。
「うるう秒」挿入のお知らせ
− 来年の元日はいつもより「1秒」長い1日です −
http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h17/050907/050907.html
2006年元日はいつもより1秒長い1日に、NICTが「うるう秒」の挿入を発表
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/09/07/9064.html
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